撮影の段階で、掲載のルールまで決めておく

まずは本人が掲載を取りやめたい理由を確認し、写真の差し替え、顔が分からない写真への変更、掲載そのものの取りやめなどを検討します。こうした問題を減らすためには、写真を撮影するときに、どこに掲載するのか、何の目的で使用するのか、どのくらいの期間掲載するのか、退職した場合や掲載後に取り下げを希望した場合はどうするのかまで決めておくことが重要です。

また、掲載している従業員が退職することもあります。集合写真などに偶然写っている場合と、「先輩社員の声」のように本人を中心に紹介している場合では事情が異なります。特に採用ページで、現在働いている従業員であるかのように退職者を掲載し続けると、求職者に誤解を与える可能性があります。退職手続きの際に、ホームページや採用サイト、会社案内などへの掲載状況も確認できるようにしておくとよいでしょう。

確認ポイント

  • 本人から写真掲載の承諾を得ているか
  • 掲載場所や利用目的を伝えているか
  • 掲載期間を決めているか
  • 取り下げを求められた場合の対応を決めているか
  • 退職者の写真が残っていないか定期的に確認する

こんなケース、どうする?

公開直前に「やっぱり載せないで」と言われた。

制作費や納期だけを理由に掲載を押し切らず、まず理由を確認します。別の写真への差し替えや、本人が特定されにくい写真への変更などができないか検討します。

掲載していた従業員が退職した。

「先輩社員の声」など、現在の従業員であることを前提としたコンテンツであれば、削除や差し替えを検討します。一方、過去のイベントの集合写真などまで一律に削除する必要があるかは、掲載目的や本人との取り決めを確認して判断します。

数年前に掲載した写真を削除してほしいと言われた。

当時どのような承諾を得ていたかを確認します。そのうえで、現在も掲載し続ける必要性があるのかを改めて検討し、削除や差し替えを判断します。